〜デジタル絵の見栄えをちょっと良くする小技〜



 方法はソフトによって違うので、ここでは一般論を紹介する。



・線画の色を変える
 線画を黒から赤系の茶色、濃い紫などに変えるだけでも雰囲気がガラリと変わる。
 人によってはパーツ毎に線の色を塗り分けていたりする(ギャルゲーのスチル絵にありがちな気がする)。

・オーバーレイレイヤーを掛ける
 レイヤーを重ねた一番上に、もう一枚レイヤーを作り、赤や紫などで塗りつぶしてオーバーレイモードに変更、透明度を好みの値(5%前後が目安)になるまで下げる。画面全体の色味がやや落ち着き、馴染んだようになる。

・乗算レイヤーを掛ける
 橙〜紫のグラデーションに塗ったレイヤーを一番上に作り、乗算モードに変更、透明度を好みの値まで下げる。ややリアル感が出る、ような気がする。
 同じく黄色で塗り潰した乗算レイヤーを重ねると、全体がふんわりした雰囲気になる。

・ぼかしレイヤーを重ねる
 最後の仕上げで使用する人が多いと思われる小技。
 瞳などのハイライトと背景を除く全レイヤーを統合する(統合前のバックアップデータは別に取っておこう)。統合したレイヤーを複製して、これに「ぼかし(フォトショの場合はぼかしガウス)」フィルタをかける。ぼかしたレイヤーをハイライトの下、複製元レイヤーの上に置き、透明度を30%前後まで下げる。
 線画のくっきり感が薄れ、全体が馴染む。

・テクスチャを掛ける
 pixiv等にはフリーのテクスチャが多数落ちている。大抵は加工自由となっているはずなので、どんどん活用させてもらおう。
 背景としてベタ貼りする他、透明度を下げて乗算モードで重ねる、任意のパーツのレイヤーにグループ化して質感を出す等、様々な使い方が出来る。



■目次へ■